MMLCOMPILER MXDRV
MXDRVとはX68000シリーズ用に開発された音源ドライバで、元々はFM音源のYM2151(OPM)、ADPCM音源のMSM6258(ADPCM)を制御する音源ドライバでした。ADPCMの再生ドライバが発展するにつれFM音源とADPCM音源の連携は深まり、最終的にはPCM8により、4オペレーターFM音源8音+ADPCM8音が標準となりました。 X68000と同様の4オペレーターFM音源(YM2608B/OPNA)、処理能力を持つPC98シリーズや、同じYM2151を搭載する別シリーズのMSX(SFG-01,SFG-05)やX1/turbo/Z(FM音源ボード、X1turboZでは標準搭載)といったコンピュータにMXDRVの作成・実行環境が移植されます。現在主流となったWindows用PC(元々のPC/AT互換機)ではX68000の環境をエミュレーションによって再現する形で単独アプリケーションとして、多くの関連プログラムが実装されています。これらの詳細については多くのブログやサイトで解説されているので割愛します。本WikiではMSX移植版のMXDRVの視点を中心に記載していますが、比較のためなど、必要に応じてこれら他機種版の環境にも言及します。
Contents
MXDRVのバージョンについて
音源ドライバのバージョン
MMLコンパイラのバージョン
再生環境について
MSX移植版
MSXへの移植はMGSDRVの作者でもあるAin.氏の作成したものだけが存在確認されています。
現在MSX版のMXDRVはメンテナンスされていないようです。 唯一以下のブログでのみアーカイブがダウンロードできます。
http://msxlife.seesaa.net/article/381575083.html
MSX版はYAMAHAの専用拡張スロット用の音源モジュール、SFG-01(OPM/YM2151)もしくはSFG-05(OPP/YM2164)とPCMカートリッジが対応しています。
MSX版ファイル一覧
./MXDRV12: | ||
MDX2MUS.COM | MDXファイルをMUSへ戻す為のツール | |
MDX2MUS.DOC | ↑解説 | |
MXC.COM | mxdrv用MMLコンバータ | |
MXC_MSX.DOC | ↑解説 | |
MXCTRL.COM | MXDRVの一部の機能をキーボードから操作できるようにする | |
MXCTRL.DOC | ↑解説 | |
MXDRV.COM | MXDRV本体 | |
MXDRV.DOC | ↑解説 | |
MXDRVM12.HED | 転載用ヘッダファイル | |
MXP2.COM | mxdrv用の音楽データ(MDX)を演奏するためのプログラム | |
MXP2.DOC | ↑解説 | |
MXPV.COM | パート毎の音階、音色、LFOなどの状態をリアルタイムに表示 | |
MXPV.DOC | ↑解説 | |
PDEX.COM | PCMファイル(.PDX)を個々のPCMへ分割 | |
PDEX_MSX.DOC | ↑解説 | |
PDXLOAD.COM | PCMファイル(.PDX)をロードする為のプログラム | |
PDXLOAD.DOC | ↑解説 | |
PDXM.COM | PCMファイルを連結してmxdrv用のPCMファイル(.PDX)を作る | |
PDXM_MSX.DOC | ↑解説 | |
README.DOC | 概説 | |
UPDATE.DOC | 前バージョンからの変更点 | |
./MXDRVDOC: | ||
MXDRV.INC | アセンブラ用ラベル | |
MXFUNCM.DOC | ファンクションコール仕様書 | |
MXFUNC.HED | 転載用ヘッダファイル | |
MXPART.DOC | パートワーク構造(データオフセット) | |
README.DOC | 概説 | |
./MXP2101: | ||
MXP2.COM | mxdrv用の音楽データ(MDX)を演奏するためのプログラム | |
MXP2.DOC | ↑解説 | |
MXP2.HED | 転載用ヘッダファイル | |
MXP2.MAC | アセンブラソースファイル | |
./MXPV102: | ||
MXPV.COM | パート毎の音階、音色、LFOなどの状態をリアルタイムに表示 | |
MXPV.DOC | ↑解説 | |
MXPV.HED | 転載用ヘッダファイル | |
MXPV.MAC | アセンブラソースファイル |